グローブミュージアム‐日本手袋工業組合

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手袋の雑学

手袋のはじまり

  •  手袋の歴史はずいぶん古く、ヨーロッパでは、旧石器時代の末に寒さを防ぐための手袋があったといわれています。
     日本では、元禄時代(1700年頃)に赤穂浪士・大石主税が使っていた革手袋が残されているそうで、今わかっているところでは、これが一番古い手袋です。


「手袋をはく」という地域がある

  •  共通語では、「手袋をする」「手袋をはめる」といいます。
     共通語の場合、靴、靴下、ズボン、スカート、パンツなど、体の下半身を衣服あるいは履き物などで覆う場合、「はく」を使います。上半身には使いません。手袋など、手首より先に身につけるものは、「はめる」「する」が普通です。例、「腕時計をする(はめる)」「指輪をする(はめる」など。


幸せの黄色い手袋でオリンピック出場を果たした

  • 幸せの黄色い手袋  北京五輪男子バレーボールの世界最終予選兼アジア予選で、東かがわ市は市出身の植田辰哉監督率いる全日本チームの五輪出場を後押しするため、会場の東京体育館に手袋を持ち込んで観客に配布し、応援ムードの盛り上げに一役買いました。
     6月3日に行われたアジア圏のライバル韓国戦で幸福をイメージする黄色い手袋が配られました。配られたのは、同市に手袋産業が興って120年の節目にちなみ120組。全国市長会議で上京中の藤井市長らが日本応援団とともに、植田ジャパンに声援を送り、見事、勝利を収めました。
     勢いに乗った植田ジャパンは、このまま勝利を積み重ね、16年振りとなる悲願の五輪切符をつかみました。


手袋を相手に向かって投げることは「決闘」の申込になる

  •  昔の欧米では,手袋を投げつける(あるいは相手の顔を手袋で叩く)ことは決闘の申し込みを意味し,その手袋を拾うことは決闘の受諾を意味しました。
     多くの人は右利きなので,投げられるのは「左手の手袋」でした。


鼻水専用の指用手袋がある

  •  "Snot Spot"(鼻水の場所)と名づけられた、世界初の「鼻水専用の指用手袋」を開発したのは、米国コロラド州のアウトドア用品メーカーです。吹雪の中でもゲレンデに通ってしまう熱烈スノーボーダーや熱血スキーヤーにとって、じゅるじゅると流れ出る鼻水は頭の痛い問題です。ティッシュを使いすぎると鼻がヒリヒリ真っ赤になるし、使用後の紙の処理にも困ります。古来の「手鼻」という方法もあるけれど・・・そんな悩みを一気に解決してくれるのが"Snot Spot"です。
     使い方は簡単で手袋の上に装着するだけ。出てくる鼻水を、ぬぐうのです。滑っている最中でもOKだし、防水のフリース素材は肌にやさしい。
     スノーボーダーやスキーヤーをターゲットに販売をスタートしましたが、予想外にも登山者、ハイカー、ランナー、サイクリストにも売れているといいます。花粉症の人にもいいかもしれません。
     「なんとなく汚い」というイメージがありますが、"Snot Spot"で堂々とぬぐう方が衛生的ってもんです。


ジャガイモの皮をきれいにむく魔法の手袋がある

  •  ジャガイモなどの皮類を自炊の料理で使おうとするとき、一番面倒なのは皮をむくことではないでしょうか。包丁を使って皮をむくには少々スキルが必要だし、皮むき器だと簡単ですが時間がかかります。大量に芋をむく必要がある時には芋の山を見ているだけでため息が出ることも。そんな悩みも一挙に解決する手袋があります。この手袋を両手につけて水をかけながらジャガイモをもむと、わずか8秒で皮がきれいにむけて、ツルツルの柔肌を見せたジャガイモが手の中に誕生します。
     手袋の形状を良く見てみると、手のひらの表面部分にわさびを摩り下ろす「さめ皮」のような細かい無数のツブツブが敷き詰められています。水をかけながらこの手袋でジャガイモをよく「もんでいく」と、このツブツブ部分がジャガイモの皮の部分と接触して削られていき、皮の部分を削っていく……という仕組みです。ちなみにジャガイモだけでなくサツマイモや里芋など、他の芋類でも同じように皮がきれいにむけるそうです。


阪神タイガースはキャンプでカイロ入の手袋「快指温」を使用した

  •  2008年の春季キャンプからプロ野球・阪神タイガースは、カイロ入りの防寒用手袋をナインに配布しました。「快指温(かいしおん)」という名前で、指先をしっかり温められます。
     ミトン手袋のファスナーを開けるとカイロが内蔵。これで指先もポッカポカです。


オリンピックの表彰台に手袋をしたまま上がった選手がいる

  •  1968年メキシコの首都メキシコシティで行われた夏季オリンピックの表彰台に手袋をした選手があがりました。陸上競技男子200mの表彰式で、ともにアメリカ合衆国の黒人選手である金メダリストのトミー・スミス選手と銅メダリストのジョン・カルロス選手がブラックパワーの象徴である黒手袋を掲げました。
     当時、アメリカでは公民権運動が国を揺るがしていました。(マーティン・ルーサー・キングが暗殺されたのも同年)。両選手は、アメリカ国歌が演奏される中、表彰台でうつむきながら黒い手袋をはめた拳を突き上げて人種差別に無言の抗議を行ったのでした。なお、罰としてIOCは、両者を永久追放処分にしています。


手袋は爆発的なムーブメント

  • 爆発的なムーブメント  米映画「WANTED」の俳優ジェームズ・マカヴォイが来日した際、吹き替え版に出演したタレントDAIGOも出席しました。DAIGOはトレードマークの手袋について「日本では爆発的なムーブメント」と紹介して、マカヴォイにプレゼント。「ジャパニーズ・フェイマス・ポーズ」と、ロックポーズも一緒にしていました。


日本初のエスペラントによる人形劇では手袋が使われた

  • エスペラント  世界共通語のエスペラントに関心をもってもらおうと、人形劇団を結成したのは、東かがわエスペラント会のメンバーです。
     同市の「とらまるミュージアム」で毎年開催されている人形カーニバルに出演しました。出し物はおとぎ話の「桃太郎」で、手袋で作った人形で練習を重ねました。
     全員が人形劇の挑戦は初めてでしたが、団員同士で人形の使い方をアドバイスし合うなどして、エスペラントによる人形劇を日本で初めて公演しました。


7匹の動物

  •  おじいさんの落としていった手袋の中に、くいしんぼねずみ、ぴょんぴょんがえる、はやあしうさぎ…と動物たちが入り込み、寒さをしのぎます。最後は大きなのっそりぐまが入り、7匹も動物が入れるはずのない大きさの手袋なのに、いつのまにか、ぎゅうぎゅうではあるけれど、全員入ってしまいます。
     これは、ウクライナ民話である「てぶくろ」という絵本のストーリーです。手袋の中になんて入れるわけない・・・などと大人は思ったりもしますが、こういうお話しを楽しめるのが子どもの世界、絵本の世界なのではないでしょうか。動物たちの衣装はとてもウクライナ的で動物たちの手袋の中での落ち着きぶりが何ともユーモラスです。
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